
スタイリスト樋口かほりさんと考える
進化系ベーシック
vol.2
アイテムの持つ魅力を引き出す
ミニマルでいてオリジナリティのあるスタイリングで
ラブコールの絶えないスタイリスト、
樋口かほりさんと送る短期連載。
今回のテーマは、秋冬の必需品・ニット。
定番だからこそマンネリになりやすいアイテムを
大人が新鮮に、攻めの気持ちで着こなす方法について
樋口さんに教えてもらいました。
Knit01
KNIT SET-UP
コンサバ派こそトライして欲しい品よくゆるカジが叶う
ニットセットアップ
ニットって、基本的にカジュアルな存在。それでいて大人でも着やすく、親しみのあるアイテムだと思います。だからニットを「着慣れたコンサバなスタイルに抜け感を与える」存在として捉えると、着こなしの幅がもっと広がるはず。
Knit01
KNIT SET-UP
コンサバ派こそトライして欲しい
品よくゆるカジが叶うニットセットアップ



ニットって、基本的にカジュアルな存在。それでいて大人でも着やすく、親しみのあるアイテムだと思います。だからニットを「着慣れたコンサバなスタイルに抜け感を与える」存在として捉えると、着こなしの幅がもっと広がるはず。
例えばリッチでフォーマルなツイードジャケット。今ならなるべく肩の力を抜いて着崩したいから、ニットパンツとフーディーカーディガンのニットセットアップを合わせてみました。リラクシーな抜け感の中に上質さも備えた肉厚なニットが、ツイードのクラス感に寄り添いつつ品よくカジュアルダウンを叶えてくれます。
デコルテ、袖口から覗かせたのはシアーなカットソー。重くなりがちな秋冬のスタイルに軽快さと女性らしさをプラスできるから、一枚持っているととても使えるアイテムです。
Knit02
KNIT JACKET
羽織ってもよし、一枚でもよしの
長く使えるニットジャケットに注目




今シーズンは、アウター感覚でも着られる地厚なニットジャケットが豊作の兆し。エリオポールのヘリンボーン編みのニットジャケットは、ウエストロープや金ボタンのアクセントが効いて、ヒップが隠れるくらいの丈感がボトムスを選ばず合わせやすい。シンプルなスタイルに羽織るだけでも様になる、使えるアイテムですね。
今回はあえて、潔く一枚で。本格的に寒くなる前の時期に、こんなふうにニットトップスとして着るのも素敵だと思います。ぎっしり高密度なニットの風合い、燻金のボタンやロープベルトのムードから連想して、ボトムスにはヴィンテージライクなプリントスカートをチョイス。デコルテで大胆に肌見せしているからそれ以外は肌を隠して、足元も太いブーツ。あえて重めにまとめるのが、品よくおしゃれに仕上げるコツです。
Knit03
FUR KNIT
CARDIGAN
パワーのあるファーニットにトライ
インパクトのあるアイテムをどう自分らしく着こなす?と考えるのは、やっぱりおしゃれの醍醐味。ついシンプルなものに手が伸びがちな大人でも、時には新しいチャレンジを! 例えば、毛足の長い毛皮のようなファーニットカーディガンをワードローブに新規投入。きっと手持ちのアイテムの新しい魅力も見つかるはずです。
Knit03
FUR KNIT CARDIGAN
カジュアルに着るのが新鮮で可愛い!
パワーのあるファーニットにトライ



インパクトのあるアイテムをどう自分らしく着こなす?と考えるのは、やっぱりおしゃれの醍醐味。ついシンプルなものに手が伸びがちな大人でも、時には新しいチャレンジを! 例えば、毛足の長い毛皮のようなファーニットカーディガンをワードローブに新規投入。きっと手持ちのアイテムの新しい魅力も見つかるはずです。
大人が着るとうっかり迫力が出過ぎてしまうこともあるファーは、優しくカジュアルな印象で着こなすのがおすすめ。今回は、ファーカーディガンのベージュと相性抜群のベビーピンクのニットパンツを合わせて、柔らかくリラックスした雰囲気のスタイリングに。インに着たシアータートルとソックスは鮮やかな真っ白を選んで、ペールトーンの色味にメリハリを効かせました。足元はパンプスでひとさじの緊張感を。
紹介アイテム
STAFF
STYLING / KAORI HIGUCHI (KIND)
PHOTO / YURI IWATSUKI
HAIR&MAKE-UP / KOSUKE HIROSE (UM)
MODEL / TYLA
TEXT / YUKI NISHIHARA
EDIT / YUKIKO TSUKADA (PON)